住みよい暮らしを続けるために

3月1日、盛岡のタカヤアリーナ(アイスアリーナ)で行われた講習に参加してきました。

 

第一部は、『省エネ住宅トラブル』についての講義。

最近は、ZEH(ゼロエネルギー住宅)を中心とした省エネルギー住宅がメインコンテンツになろうとしています。住宅取得者と施工業者との間で、省エネ住宅に対する考え方が同じであればいいのですが、その食い違いからトラブルに発展することも少なくありません。

簡単な例を挙げると、「ゼロエネルギー住宅ってことは光熱費ゼロ?」という考え方。これはイコールではありません。光熱費はプランや時間帯によって変動するものなので、必ずしもエネルギー消費と連動しているわけではないんですね。

でも、消費者からすれば、一見すると同じ意味と受け取る方も少なくないのではないでしょうか。このようなことを施工会社がしっかり説明をしないと、すれ違いが起こってしまいます。

上では簡単な例を挙げましたが、住んでからの快適性や住まい方など、建築前に共有しておくべき事柄は多岐に渡ります。そこをより明確にできるかどうか、というのも施工業者に課せられた命題です。

 

第二部は『地盤リスク』についての講義。

例えば耐震等級3という最高レベルの耐震性を有した建物は、絶対に地震の被害が無いかというと、そうではありません。地盤が軟弱であれば、沈下や倒壊の恐れがあります。いくら上物が頑丈でも土台が緩くては意味がないのです。

それは住宅などの建物に限っての話ではありません。意外に盲点となるのが擁壁です。元々田んぼだった場所や盛土部分の擁壁設置は特に気を付ける必要があります。ですから擁壁を検討される方は、その箇所の地盤調査をすることをおすすめします。もちろん出費はかさみますが、将来何かあった時の負担はその数十から数百倍になりますので。

…という講義でした。

 

将来に渡って住みよい暮らしを提供するために、説明と会話を重ね、お施主様とゴール地点を明確にするということが如何に大事か、ということを再認識させられた日でした。

 

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