仙人峠

最近は沿岸に行く機会が多いのですが、高速道路が遠野まで延伸し、遠野から先は仙人峠道路もあるので、釜石の手前側、甲子町辺りまでは速い時には1時間くらいで着けるようになりました。本当に便利になりました。

 

「便利になりました」…とは言ってみるものの、実は、かつての仙人峠を一度も通ったことがありません。それでは本当に「便利になった」と言える立場じゃない、と思ったわけです。そこで、先日沿岸に行った帰り、その後直帰で時間的に余裕があったので、初めて行ってみたのです。

 

釜石の道の駅の交差点。いつもであれば右折して仙人峠道路に向かうところを、まっすぐ行きます。序盤はなだらかな道が続いて、両側の木々の木漏れ日がアスファルトを照らします。とても気持ちいいドライブです。

 

しばらく進むと、旧釜石鉱山の看板が出てきます。旧鉱山事務所の案内看板がしきりに出てくるので、行きたい衝動に駆られますが、そこまでゆっくりは出来ないので、今回はスルーします。その事務所方面(つまりは鉱山跡のメインエリア)との分岐辺りから、勾配がきつくなります。

おそらく鉱山で使われたであろう古い建物の屋根を右手に見やり、左に曲がりながらトンネル突入。そのトンネルを抜けた時、

 

なんじゃこりゃ~、とジーパンよろしく叫びます(このくだりの意味が分からない方は40代以上の方に聞いて下さい)。

なんせ突然思い立ったので、事前に釜石鉱山のことなど調べてないものですから、見るものびっくりなわけです。あとで調べたら選鉱場という砕石の中から鉱物を分ける施設の跡地だということ。これは建物の土台で、数年前までは建物が階段状に並んでいたそうです。

 

様々なところで書いてありましたが、確かにラピュタ感はありますね。

 

通ってきたトンネルの方をみると、一瞬ダムかと思うようなものが。あとで調べると、不要な砕石を処分した堆積場の堰堤なんだそうです。通常だとボタ山と言って不要砕石を山にするんだそうですが、この鉱山周辺にはそんな土地がないので、谷を埋める方法にしたとか。谷底までゆうに100mを超えるそうです。規模がえげつないです。

 

さて、再び車に乗り発進。

で、ここからがこの道の難所。登坂車線との2車線になったかと思うと、更に急勾配に。で、上り2車線のままかなり鋭角な左ヘアピンカーブ。曲がるとすぐに登坂車線減少で、しかもその先左の直角カーブ。その先は橋。橋の下はさっき通ってきた道路。つまりはここが有名なループ部分なんですけど、登坂車線からの合流は難しそうだし、直角カーブはトラック曲がれる?ってな具合。昔はすごかったんですね。で、ループを造らなきゃいけなかったってことは、それだけ急峻な山道ってわけですよね。高所恐怖症の私にとってはあまり喜ばしくない道路状況が続きます。

その後も思わず直進しそうなヘアピンがあったり、「左側崖ですよね、落ちたらアウトですよね」という道があったり、楽しい(?)ドライブが続きます。

それがようやく終わる、と思わせてくれたのは仙人トンネル入り口の看板です。しかし、トンネルを眼前にすると今度は別方向の「うわぁ…」です。

「狭っ。暗っ。」

 

車道幅員5.1mだそうで…。かつてはトラックやダンプやタンクローリーなど通っていたんですね。ドライバーさん大変でしたね。本当に。

 

このトンネルを抜けると遠野側は穏やかな道になります。

道中、写真を撮りませんでしたが、車を停めて写真を撮るなど迷惑千万!な道が続いておりましたので、ご了承下さい。

 

交通量はかなり少なかったでしたが、工事をしているところが何か所かあったり、しっかり整備されている印象でした。仕事がある時はおそらく通りませんが(笑)、プライベートでまた走りたい道でしたね。あとは旧釜石鉱山の見学ツアーとかも行ってみたいですし。まだまだ岩手、知らないところたくさんです。

 

それにしても仙人峠道路が開通して「本当に便利になりました」ね。

 

 

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