建材フェアーに行って来ました

3月16-17日、東京のビッグサイトで行われた建材の展示会に行って来ました。これは毎年二回全国規模で開かれる建材等の大展示会で、最新の建材や技術が紹介されるフェアーで、当社では毎回参加して最新の家をお客様に提供するべく勉強しています。

入口でなんと構造塾の佐藤実先生とお会いするとは!本当にびっくりでした。入口には毎年トレンドの業界の有名人が登場するんですよ~!。

教科書のとおりのことが書かれています。それにしても、おもしろいアプローチなのでしょう、この入口は人だかりでした。

フェアーの全景。

最新技術でできた木材、LVLです。こうした最新の建材・木材が展示されています。部材類は基本撮影禁止なので、こっそりと撮りました(^^;

こうした展示会に出掛け、よく研究し、採用できるものはどんどん採用していくという姿勢を当社では大切にしています。

H30.3.19

 

 

 

長期優良住宅率88%

長期優良住宅の良さをさんざん述べてきましたが。さて当社では何割の方が長期優良住宅を建てていらっしゃるかというと、昨年平成29年実績で88%の(9割に上る)お客様が長期優良住宅を建てています。この割合は長期優良住宅を当社が初めてから10年間、毎年変化がありません。

もちろん長期優良住宅にするには基本工事以外に別途費用をお支払いいただくのですが、それでもその費用に対するメリットに、皆様が納得されていることが、この数値の高さを毎年維持している理由なのです。

納得感がなければ9割という数値は維持できないはずです。

 

何処の工務店さんで、建てた後に「長期優良住宅という制度をなぜ紹介しなかったのか!」ということで紛争になった話を聞いたこともあります。一生に一度の買い物です。長期優良住宅をよくよく調べてから、家を建ててくださいね

H30.3.10

暖かい空気は上昇する←熱の常識

一年程前に他社で新築されたという方から「基礎断熱だから暖かいと説明されたのですが寒いです。なぜでしょうか?」との相談が寄せられました。今年は寒いせいか、こうした相談が最近数件寄せられました。建ててもらった工務店さんに相談したが解決をみないとのことです…

状況は、基礎の外側に60mm位の断熱材が貼ってあって底面には断熱材が貼ってない、小屋裏にエアコンが一台ある、とのことでした。夏の冷房時期は問題ないのですが、「冬はエアコンを30℃にしても寒い」とのことです。地域は記されたいませんでした。

1.先ずは地域性から…

南北に長い日本、ここは抜きにしては説明できません。南と北では気候が大きく異なるからです。

こうした小屋裏や2階にエアコンを置くシステムは関東以南の温暖な地域によくあり、これはまさしく冷房主体の関東から西日本の温暖な地域の考え方になります。冷たい空気は重いため下降します。よってエアコンを小屋裏や2階に置と自然に冷たい空気が降下して家全体を容易に冷やすことができます。一方冬季はエアコンから発した上昇しようとする暖かい空気をダクトを通して1階床下まで強制的に下げるという非効率な方法を取ることになりますが、それでも日照のある温暖な地域であれば、なんとか家は温まるでしょう。このシステムは7年前に現に九州宮崎まで見学に行ったことがあり、夏の冷房時期重視のもので岩手には到底合わないものと判断できました。

熱の常識として、暖かい空気は軽いので上昇しますし、冷たい空気は重いので下降します。よって、これに従えば効率のいい省力化したシステムになるです。もしもご相談者が寒冷地域にお住まいなのであれば、冬の暖房時期を重視しなければなりませんので、その家のシステムはこの「熱の常識に逆らう」ことになり、エアコンからから発した上昇しようとする暖かい空気をダクトを通して1階床下まで強制的に下げなければなりません。するとエアコンはフル回転することになります。熱効率が悪いため、電気代は相当にかさむことになると予想できます。

従って、寒冷地で「(基礎断熱で)エアコン一台で」をやるときは、エアコンは床下に入れるのがベストということになるのです。このシステムは「西方設計」や「オーガニックスタジオ新潟」がそれで有名ですね。

床下にエアコンを入れるとダクトを通すことなく暖かい空気が直接床裏を温めるため、床面が暖かくなり床暖房と同じ効果が得られます。韓国のオンドルと一緒ですね。「頭寒足熱」という健康の原則にも従うことになり、居心地のいい家に自然になるのです。

↓当社では床下にエアコンを入れます(奥州S様邸)

2.基礎断熱の断熱について…

おおむね冬季でも日照のある温暖な地域であれば、基礎の外側に60mmの断熱材、底面にはなしで暖かい家になるのではないかと思います。

しかしここ岩手、寒冷地ではその厚さでは到底足りません。当社が基礎断熱を行うときは、断熱材の種類にもよりますが、基礎の外側内側合わて120mm以上、底面は50mm以上にしています。というよりこの数値は「長期優良住宅にするための基準」なので、これに従っているのです。

↓底面の全面に50mmの断熱材を敷いています(奥州S様邸)

↓基礎立ち上がり外側120mm+内側40mm=合計160mm(奥州S様邸)長期優良住宅の基準以上(※1)の厚さにしました

3.まとめ

温暖地域→エアコンは小屋裏や2階→冷房主体の考え(例えば静岡、広島、高知)

寒冷地域→エアコンは床下→暖房主体の考え(例えば岩手、青森)

どちらを取るか…ですね!冷静に考えてみてください!

※1 当社では、長期優良住宅の基準を住宅の性能の最近基準として捉えています。

H30.2.23

 

耐震等級3を取るために→長期優良住宅のススメ

昨年の秋、このブログで地震に強い家を建てるにために「長期優良認定住宅にするのがいい」と書きました。

なぜか…それは長期優良住宅にすると耐震等級3を容易に取ることが可能だからです。そしてなぜに耐震等級3をススメるのかというと、熊本地震でのその耐震性能が数値で実証されたからです。京都大学 生存圏研究所 教授 五十田 博氏の調査では、耐震等級3の87.5%もの住宅がなんと無被害だったのです。あの未曾有の巨大地震の中で耐震等級3の家は約9割が被害無し(ゼロ)だったことが証明されているのです。

家は生命と財産を守るもの(※1)です。逆に言えば家は生命と財産を奪うことがあるものなのです。ならばこれから建てる我が家を耐震等級3しない手はないのです。

詳しくはこのパンフレットをご覧ください。必ず耐震等級3の家にしようと思うはずです。家は一生に一度の買い物ですので、ここは熟慮するべき点なのです。

そして長期優良住宅の実績136棟(H30.2.17現在)の当社を訪れてください。きっと長期優良住宅にすべき納得のいく話が聞けるはずです。

 

※耐震等級3は性能評価制度と長期優良住宅の二つの方法で取得することが可能ですが、長期優良住宅の方が容易に取得することができます。

※1「建築基準法」第1条に記されています。

H30.2.17

地盤調査から屋根の上まで

2月6日、M’s構造設計、佐藤実先生の今年度最後の構造塾に参加して来ました。地盤調査の解読から、それを受けて杭をどう貫入するかの勉強でしたが、要点は「家の荷重は均一に地盤を押していないから、荷重の分布を考慮して杭を入れましょうね」「そのためには、屋根の上の太陽光パネルの荷重から考えなくてはならないのですよ」ということでした。

よく考えなくても、しごく当然の話ですよね。がしかし、当社では既にこの考え方を知っていて、昨年宮古市内でこの方法で地盤改良をした実績があるのですよ~。手前味噌ですが最新技術の導入では、他社を凌駕しているね~、当社は。

 

↓佐藤実さん。マンションの耐震偽造のとき、TVによく出ていた先生です。

↓塾のテキスト

↓地盤調査報の結果で地盤改良工事の種類は変わるのです。

H30.2.8

古い物を大切に使うこともエコなのです

「エコイメージが強いハイブリッド車だが、製造段階のCO2排出量となると、状況は違ってくる。ハイブリッド車は構造が複雑で使われる部品点数が多く、素材や車両の製造の段階ではCO2排出量がむしろ多い。 プリウスの場合、トヨタが公表しているグラフから読み取ると、同クラスのガソリン車と比べ15%ほど多く発生する。十万キロ走行した場合、製造から廃棄までのCO2排出量のうち製造段階が約四割を占める。 トヨタによると、十万キロ走行した場合、製造過程も含めてプリウスが排出するCO2はガソリン車より43%減る。乗れば乗るほどその差は大きくなる。ただし、ガソリン車を五年で廃車にしてプリウスに乗り換え、五万キロしか乗らなければ、元の車を継続して十万キロ乗ったのと総排出量は大差ない、という現象も計算上は起こりうる。このため製造段階のCO2削減がメーカーにとってこれからの課題となりそうだ。」(東京新聞2009/7/17)

上は東京新聞の記事ですが、これは今でもよく聞く話ですよね。簡単に言えばハイブリット車は距離と使用期間でエコでなくなるという話。廃車時のCO2排出量も考慮すると、普通の距離を乗る方にはには決してエコではないのかもしれません。

そんな背景があるのか、最近は古いものを大切に使おうとする動きを色々なシーンで感じます。下の写真はクロス職人が使っている掃除機。昭和40年代のものだそうで、今でも部品は手に入るそうで、直しながら使っているそうです。

 

こちらはアナログチュナーとアンプ。昨日、沿岸の協力業者さんの事務所で見つけ撮ってきました。これも昭和50年頃のもで、今でも現役で使っていて、捨てる予定はないとのこと。「新しいものはそう簡単に買わない」とその社長さんが言っていました。私に似ています。25年前のシビックに私も乗っていますからね(^^)

 

最近はこんな昭和な建物をリノベーションするのが流行りです。懐古主義ではなく古いものを使い続けることが(も)エコだと気が付いてきたのです。社会が。

 

地盤の耐力が不安な方へ→三位一体設計へ

家を建てるとき、その土地が地震に強いのかまた地盤沈下しないのか…不安は付き物ですよね。熊本地震以来、地盤の耐力に関する相談が多く寄せられています

地盤調査の結果、その土地(地盤)に耐力が不足していると判断された場合、一般に杭を支持層(耐力のある深い層)まで打ち込み基礎を支える工事を行います。これを「柱状改良」といいます。

多くのビルダーさんでは、経験値のみに頼りその杭の位置を決め打っています(一般には均等間隔に打つ)。ところが、建物は均一な荷重で地盤に接していませんし、それを受ける地盤もまた均一な耐力を持ってはいません。二階の載り方、瓦屋根、太陽光のあるなし、柱の位置などの諸条件で、地盤への荷重も平面の中で異なってくるのです。

こうした事実から、当社では、これらの条件を考慮して軸力(柱が基礎を押す力)を計算し、基礎の形状を設計し、そして杭を打つ位置を決めています。すなわち上物(建物)・基礎・杭の三位一体設計を行っているのです。従って杭の打つ位置は均等間隔になることはありません。

この設計は当社一社ではなく、こうしたことを専門とする業者(㈱ソイルペディア)さんと協力しながら行っています。下の画像は昨年宮古市内でそれを実践したときの様子です。

簡単にいうと、家のどこに大きな荷重が掛かるかを調べ、そこを重点的に補強するということが趣旨になります。「数打ちゃ当たる」では決してないのです。岩手県内では、私が知る限り、こうした三位一体設計を行うのは当社のみです。

地盤の耐力に不安な方、是非相談ください。家は生命と財産を守るものですから熟慮による熟慮が必要です

下の二枚の画像をご覧ください。杭頭が等間隔ではなくバラバラです。他のビルダーさんですと、ほぼ等間隔できれいに並んでいます。

H30.1.18

タイベックにもいろいろあるんです

透湿防水シートを総称して「タイベック」と一般に呼ばれていますが、実はタイベックは米国デュポン社が出している商品の名称であることをご存知でしょうか。
ですので、タイベック以外をタイベックと呼ぶのは間違いです。まあまあ呼び方はともかくととして、透湿防水シートはタイベック以外に世にはたくさんあることを覚えてください。
大切なことはその中で「タイベック」が一番性能がいいということです。透湿防水シートは、木材と断熱材の中の水分を外気に放出することが第一の求められる性能で、第二に求められる性能はその第一の性能の持続性です。今後50年家を水分から守るのですから、その性能の持続性は重要な要素です。
これら二つの性能を考慮すると「タイベック」に行き着きます。水分を通す量、性能の持続性もナンバーワンであるのです。よって、当社ではタイベックを採用しています。このことについては、同社HPに詳しく載っていますので、是非行ってみてくださいね。
「水分を出すことそんなに大事なの?」って聞こえてきますが、湿度の高い日本ではとてもとても重要です。これについては長くなるので、来社いただくかメールで問い合わせください。

↓表面に「この家はデュポン タイベックを使用しています」と印刷がされています。これは「他社の透湿防水シートと一緒にしないでね!」というデュポン社のアピールなのです。

H30.1.11

H29を振り返って

セミナーに参加するとよく、「温熱環境と構造どっちが大事?」という話になります。どちらも大事だと私は思っていますが、比べるなら、構造が大事だと思います。なぜなら、構造は生命と財産を直接的に守るものですから、ウエートの比重は重いと考えるからです。温熱環境は健康と生命に関わりますが、それは間接的です。なので、今年は構造塾に入り、地盤から杭、基礎、そして屋根の構造まで、構造の基礎を学びました。奥深いものでありました。

ただただ、今年目立ったのはZEHであることは確かですね。当社では今年は認定を受けたもので3件建てました。来年はもっと増えるでしょうね。顧客のニーズがそうなってきていますからね。

これから家を建てる方、ZEHにしてください。いま30年後の基準を満たす家を建てないと大損しますよ。その訳はお問い合わせかご来社ください。お待ちしています。

では、よい年をお迎えください。

H30.12.30

 

透湿防水シートの意味

「いま付加断熱の家を建築中です。付加断熱の外側で気密を取っているようですが、それでいいのでしょうか?」との問い合わせをいただきました。

気密は基本的に室内側で取るものだと考えます。ただ問い合わせのケースは確かにあって少ないですが間違いではありません。ただし、断熱材の中で絶対に水分が発生しないことが条件になります。水分は雨水の侵入であったり、主に断熱材内で発生する結露が考えられ、当社では大気に30年以上さらされる家がこれらの条件をクリアできるとは到底ないと考え、室内側で気密を取って発生した水分は外気へ放出・逃がす工法を取っています。

実はその問い合わせには画像が付いていて、それを見ると透湿防水シートを貼って、その上に付加断熱材を貼ってさらにその上で気密を取っているのがよくわかりました。この工法では、透湿防水シートから排出された水分は断熱材に入り込んだあと逃げ道がなくなり、断熱材内部に溜まり色々な悪さをするのではないか、と予想できるものでした。ただ、「私の知らない水分の逃し方があるのかもしれませんので、ビルダー様に問い合わせをしてみてください」と、返信させていただきました。

何はともあれ、透湿防水シートは、水分を外気に逃がすためのものであって、おのずとその貼る位置は「外気に接するところに来る」が原則であるのです。

下の画像は当社の透湿防水シートです。外気に接する位置に貼っています。

H29.12.18