地震に強い家は壁が揃っている

9月12日、今年3回目の構造塾に行って来ました。この日の講座の課題は「地震に強い家の作り方」でした。

専門用語では「水平構面」、一般用語では「床の強さ」。これが地震に強いか弱いかを大きく左右すという講座でした。これについての詳細な説明はここでは割愛しますが、唯一ここで皆様に知っておいていただきたいことは、二階の壁と一階の壁をできるだけ揃えるという法則です。

これを行えば、二階の床に余計な荷重がかからないために、二階の床はその耐力を十分に発揮できることになり、地震に強い家ができるのです。

北海道でも地震が起きました。いつ大きな地震がどこに来るかわかりません。その時に備えて地震に強い家を作りたいものです。一生ものですからね。

当社に来社いただくと、もっと細かいことまでお教えいたします。是非!

H03.9.18

すでに高気密高断熱ではない

7月19日~20日の二日間、北海道の南幌町と札幌市の先進住宅の勉強会に参加してきました。

第一に感じたことは、既に北海道では高気密高断熱化は終了し、「快適性」に課題は移行しているということでした。思うにこの流れは必然的で、高断熱高気密化の弊害としての不快感があって、それを治そうという動きなのです。

その取り組みの先端が24時間換気システムの構造です。ここ岩手ではメーカー製品を据え付けていますが、見学したもの(全6棟)はすべてが「パッシブ換気」という内外の温度差を利用して家の中の空気の流れを作り出すもので、換気する機械を据え付けるのではなく、家全体の空間を換気のシステムにしている、というものでした…ざっと言えばですが。暖かい空気は上昇するのでこの空気の動きを上手に使っちゃえ!といもので、寒冷地なればの考えだ、という感想を持った次第です。

北海道は第3種換気が多いと聞きますが、その理由は極寒冷地のため、ダクトがあるもの(第1種換気システム)は適さないのです。従ってこうした換気システムにたどり着くのでしょう。

ここ岩手に直ぐにこの技術を持って来るのはまだ早いと思いますが、最近当社でも採用しているダクトレス第1種(デマンド)換気システムとやや共通するところがあり、今後の動きには着目していく必要がありそうです。

24時間換気システム発祥の国スエーデンでは、ダクトレス第1種(デマンド)換気システムが流行り出しているそうですので、この考えにも通じるところがありますね。

なお、勉強会のSNSへの投稿は節度をもって、という指導がありましたので、写真の掲載は外観のみにさせていただきます。

H30.7.25

 

地盤調査から屋根の上まで

2月6日、M’s構造設計、佐藤実先生の今年度最後の構造塾に参加して来ました。地盤調査の解読から、それを受けて杭をどう貫入するかの勉強でしたが、要点は「家の荷重は均一に地盤を押していないから、荷重の分布を考慮して杭を入れましょうね」「そのためには、屋根の上の太陽光パネルの荷重から考えなくてはならないのですよ」ということでした。

よく考えなくても、しごく当然の話ですよね。がしかし、当社では既にこの考え方を知っていて、昨年宮古市内でこの方法で地盤改良をした実績があるのですよ~。手前味噌ですが最新技術の導入では、他社を凌駕しているね~、当社は。

 

↓佐藤実さん。マンションの耐震偽造のとき、TVによく出ていた先生です。

↓塾のテキスト

↓地盤調査報の結果で地盤改良工事の種類は変わるのです。

H30.2.8

構造塾第4講座

10月3日、「軸力と基礎設計」というテーマの構造塾に参加してきました。軸力とは柱を通して基礎に伝わる垂直荷重を言いそれを受けてどのように基礎を設計するかというもの。

細かな話は難しくなるので、ここでは感想を記しますが、それを一言でいうと、「住宅には自由設計はない」というものでした。地震に強い家は適切な場所に柱が置かれその下にそれを受けるにふさわしい基礎がきます。しかもその基礎は地耐力をも考慮されます。

こうしたことを考察していくと、自由な位置に柱は置けられない。柱の位置を決めてから窓などの開口部を決めるのだ、ということが理解できるのです。もちろん私は建築士ですから、こうしたことは知っていることなのですが、基礎の設計も考慮した考えは初めてといえます。

このセミナーは熊本地震をうけて始まったもので、「生命と財産を守る家というものは強固でなけらばならない」という命題があります。ですの、このセミナーは最先端を行っています。

これから家を建てる方で地震に強い家を作りたい方は、是非、熊本地震を経験し解析し考慮した構造を学んだ建築士のいる工務店さんをお選びくださいね。そうすると、必然的に長期優良住宅ができる工務店さんに辿り着きますので!なぜか?その理由は次回以降にさせてください。

講師の佐藤実さん。横浜のマンション耐震偽造事件のときによくテレビに出ていましたよね。

緑色が柱と土台、グレーが基礎、ピンクが杭ですね!

H29.10.8

 

快適の定義とは

何も感じないことが快適なんだ❗と言われると確かにその通り。ISOの定義より分かりやすかった。それにしても前先生のセミナーは何度聞いても楽しいー。

構造も温熱も、何もかも深いですね~。

H290921

液状化判定

液状化というというと、ドキッとしますが、この仕事では正面から立ち向かわなけばならない課題です。お客様の生命と財産に関わるものですから。しかし、しっかりと地盤の解析を行い、基礎設計を行い地盤を補強すれば、怖いことではないのです。今日(H29.8.8)はその液状化の判定の方法を学ぶ構造塾という勉強会に参加してきたのです。

詳細はここでは割愛させていただきますが、感想を述べれば、地盤は家を守るものだから「しかるべき保証(保証←広義に捉えてください)が必要だ」ということでした。家は生命と財産を守るものですから、それは必然といえば必然です。

従って、地盤補強工事の際は、しっかりとしたお施主様への説明とお施主様の理解がそのカギになるのです。

それにしても砂と重力と水の作用による液状化現象の仕組み学ぶかと思えば、会社に戻れば、美観地区の外壁のマンセル値を調べたり… この仕事は範囲が広いです。

H29.8.11

 

人をつなぐコモンスペース

建築家の芦原太郎、和紙作家の堀木エリ子さんらが出演した、あるシンポジウムに先日参加してきました。

デザインでもなく、構造でもなく、もちろん温熱環境でもなく、テーマは「共に」でした。

豊かな暮らしは、人と共に、自然と共にあることで、その手段が住居であり街造りである、、、という壮大な課題がテーマでした。

学生時代にコモンスペースというものを習ったことを思い出しましたが、これが豊かな住まいには大切なのかもしれません。高齢化社会にあっては人とのつながりが心を癒しますからね。

いやはや、「家を造る」とは、大事(おおごと)なのだと改めて感じたシンポジウムでありました。

建築は工学であって人文社会科学であるのです。

 

耐震等級って知っていますか?

7月5日水曜日、上京して構造の勉強会に参加しました。

熊本地震以来、メーカーからの耐震部材の売り込みPRと共にお客様から「地震に強い家」の問い合わせが多くなっています。これは耐震に興味が向いていることを示しますね。なので、私も今構造の猛勉強をいているのです。

先日ネットで壁量のことを調べ、「1.5倍なら耐震等級3ですから安全なのですか?」という質問がありましたが、壁量が1.5倍=耐震等級3ではないので、先ずはそこをはっきり認識する必要があります。1.5倍+2階の床の配置と壁のバランスが加味され、かつこれに証明機関がその証明書を発行して、正式に耐震等級3になるのです。

長期優良住宅をやっている工務店さんは、このことを理解していますが、されていないところでは、このことがよく理解していないようで、「1.5倍=3等級」といいう説明をされているようです。

こんなところにも、長期優良住宅をやっている工務店をそうでない工務店との違いを感じます。

当社では、構造を見ることのできる現場を常時案内できます。是非お問い合わせくださいね。家は一生に一度しか買えません、後悔しませんように!

H29.7.8

構造塾第一回目

テレビによく出演しているM’s構造設計の「佐藤実」先生(実は私の大学の後輩(笑))が主催する「構造塾」というセミナーに参加してきました。昨日はその第一回目の構造の基本でしたが、熊本地震の家の崩壊メカニズムや地震に強い家の構造の基本など、これまでに得ることのない勉強会でした。

それにしても、家は気象自然相手の設計が強いられる、奥の深い設計をしなければならないものだと、つくづく感じたセミナーでした。

当社では今後5回あるこの塾に監督の私のみならず、営業の方々も参加し、地震に強い家づくりを目して行きますよ~

熱の伝わり方の勉強会

今日はピーエス社の西根工場で、熱の伝わり方=「どうすれば冷気が室内にこないようになるか」の勉強会に参加してきました。

パッシブハウスジャパンの「森みわ」さんと西方設計の「西方里美」氏を講師に、サッシや基礎からの冷気の伝わり方やそれの予防策などの徹底検証という内容で、ひとことでは語れない奥が深いものでした。

「家造りは自然が相手だから難しいのだなあ~と」改めて感じた一日でしたね。

下の画像は基礎の下に入り込む冷気をシュミレーションしたものです。

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ピーエス社の内部。日本じゃないみたいでした。

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