価格はいくらぐらいですか?高いのですか?

さっそく、前回のブログに「価格はいくらぐらいになりますか、高いのですか?」との問い合わせをいただきました。

建築基準法ではその法の意義を、第一条で「生命・健康・財産を守るため、地震や火災などに対する安全性及び敷地や周辺の良好な環境を確保するための基準を定るもの」と規定しています。

即ち家は生命・財産を守るものだと言っているわけです。直感的に言ってしまえば道交法と同じですね。家が生命と財産を守り、また奪ったことは熊本地震が実例として記憶に新しいです。

従いまして、値段が高いか低いかは、お施主様が家作りをどう考えるかによって変わってくるということになります。もしも法に間違いはなく家は生命と財産を守るものだとするのなら、守るように作る必要があって、それに掛かる費用は必然的な出費になります。こうした観点に立つと、値段・価格が高い低いは二次的な話であることが分かります。

先ずは三位一体設計を理解して、他と比較してどちらがいいのかを判断し、次に価格がどうなのかを考える、という順路をたどれば、それは等価交換であることが理解でき、価格オンリーから離れた家作りを、無意志のうちに始めることになるでしょう。つまり「値段」に頭が移行するのです。

正当な技術をお施主様に提供し、お施主は正当な対価を支払う。こうした考えが、結局はいい家を作ることにつながっていくのです。三位一体設計の価格は高いのではなく正当な値段なのです。

当社には、地盤調査や杭工事などの業者さんがよく営業にみえます。多くの方が理由もなく「がんばって安くします」と言ってきます。しかし、そう聞いた瞬間、私はお断りします。地盤調査や杭工事は「安い」という価格比較で行うものではないからです。怖い話です、生命と財産を守るものを安に安くするとは。がんばりどころがズレています。

なにはともあれ、家の対地震力や地盤に不安を持っておられる方、是非、わたくしまでお問い合わせください。三位一体設計の値段を十分に説明させていただきます。それが家作りの始まりです。

R01.09.19

三位一体設計とは…その杭、大丈夫?

家を建てるにあたって、地盤の体力に不安を感じる方もいらっしゃると思いますが、打ち合わせをいていると意外にもスルーされるお施主様がいます。専門分野ですから「任せている」というのがお施主様の心理なのだと思いますが、前記事のように「お施主様として、よくよく調べる必要がある」事項だと私は思います。

もしもこれから家を建てる寸前で、地盤補強のために杭工事をしようとしている方は、是非その設計内容の根拠を明確してもらう必要があります。根拠がない場合は、安全側に考えて多くの杭を打っている可能性があります。念のために多くの杭を打つのです。これは、工事費を上げるという問題だけではなく、必要なところに杭を打っているのかという、そもそも論を検討しなくはならなくなります。

当社では、上物→基礎→杭という、家の荷重の流れ(軸力)を計算して、杭を打つ、即ち三位一体設計を行っています。なぜここに、これだけの杭を打つのかを計算し、根拠を示すことができます。是非、問い合わせください。

 

↓本年5月、三位一体設計を行った杭工事(岩手県金ケ崎町)

R01.09.11

 

 

今日は防災の日 改めて家の強さを考えよう

昨日は「防災の日」。全国で様々なイベントがあったようですが、なぜか今日、NHKラジオでその特集をやっていまして、その中で、防災住宅研究所の児玉猛治氏が「家は、このメーカーだから、この大工さんだから…というイメージで買ってはいけない、いろいろなことをよく調べてから買うべきだ」ということを話していました。雰囲気で買うものではない、といことだと思うのですが、正に同感です。

なぜなら、何度も申しあげますが、家は人の命を守るものだからです。そして時に家は、災害時の救援活動をも阻害する要因になるからなのです。すなわち、家の住人の命のみを守るのではなく、地域の救援活動をも守る重要なモノだからです。

熊本地震において、倒壊した建物が道路を塞ぎ、救援活動を停止させたという報告は、ネットでは流れていますが、私達業界関係者でさえ多くは知りません。メディアがそれを伝えないからです。将来の防災を計画するにあっては、重要な要素ですがなぜか問題として伝えていないです。

↓熊本地震で倒壊した家

上の画像を見るとよくわかりますが、倒壊した家が道路を塞いでいます。これでは救援活動ができません。いかに家を建てるという行為が責任のあることか、良くわかります。自らの命だけでなく他人の命にも関係する行為だということが、この画像は教えてくれます。

防災住宅に関して最近は、ネットではいろいろな意見が交わされています。ここで私如きも意見を言わせていただくと、この行為は、車の運転とほぼ一緒…従いまして「家を建てる方は免許を受けなければならない」という法律を作るべきだと思うこの頃です。

いずれうんちくはいいのですが、家をこれから建てる方、よくよくいろいろなこと(地盤・構造・温熱・トレイサなどたくさんの要素があります)を調べて買ってください。くれぐれも雰囲気で買ってはなりません。

R01.9.2

PS いい本を紹介します。是非読んでみてください。「巨大災害から命を守るのは家だ

エアコンなしで10度下げる

前橋午後1時、気温36度、その家に入るまでは正直半信半疑どころか、85%疑っていましたが、玄関を入った瞬間「涼しい」という一言が出ました。

 

二昨日社長と二人で、前橋にあるエアコンを使わず棟換気を使って冷暖房をするという、あまり信じられない企業の製品とその家の見学に行ってきました。

↓見学したモデルルーム

夏は二階に熱い空気が溜まります。これは暖かい空気は軽くなるので二階に上がるという自然現象によるもので、防ぎようがないので私たちはこれをエアコンで冷やします。しかし、これにはもちろん電気というエネルギーを消費します。

とことが、この家では暑い空気を棟(屋根の一番高いところ)から外気に放出して、基礎から外気を導入して家を冷やすという、パッシブな作用によって1階はもとより2階も快適な温度に保つという仕組みを取り入れ、エアコンとい電気エネルギーに頼らず室温を下げることに成功していたのです。

↓棟から熱い空気を放出する部分、この家の心臓部

↓午後1時頃の外気と室内の温度、エアコンは使っていません。信じがたいのですが本当です

ただ外気を導入しただけでは、ここまで室温をさげることはもちろんできないのですが、「地下空間」を設けるという秘策が手伝ってここまで下げられるのです。この「地下空間」は温熱環境を整えるだけでなく、ワインセラピ、書斎、パントリ、フリースペースなどにも活用できるもので、感動に満ちた空間でした。

↓地下空間

地下空間についてはまたリポートしますが、とにかく、その仕組み(システムではなく仕組みとあえて言います)を導入した家では、夏の電気代が4000円代のところもあると聞きました。すごい!

偉そうな、〇ッ〇〇ハウスの見学より数倍感動を受けた、そんな一日でした。

R01.8.28

 

 

 

エアコン一台では難しい

先月、社長と同行で金沢に24時間換気システムの最新技術の勉強に行ってきました。

そこで視たものは、1.エアコンと協調しながらの換気を考えていること。

2.寒冷地ではエアコン一台では、Ua値が優秀でも快適な温熱環境は作れないこと。要約すると以上2点でした。

少ない台数のエアコンで全館を空調しようとすると、24時間換気システムとの協調を考えるのは必然の流れで、しかし、四苦八苦しながらも答えには到達していないという感想でした。

そして、自信を持ったのは2.のエアコン一台では寒冷地では、対応ができないという私の考えが正しかったということ。冷房用のエアコンが二階に一台、暖房用のエアコンが一階床下に一台、合計二台設置されていて、これらは夏と冬と交互に使うシステムであり、まさに「(寒冷地では)エアコン一台では無理だ」と担当者は話しておりました。

よって、これからは「エアコン二台で」が、普及していくのではないかなと、思った視察の旅でした。

 

↓エアコン二台で!システムを採用した住宅の外観(※システム本体の写真は非公開とのことでしたので掲載出来ません)

R01.06.13

 

 

変わりつつある24時間換気システム

先月2月18日、東京で、住宅評論家の南雄三先生の「わかっているつもりだけの24時間換気」という勉強会に出席してきました。

これは、変わりつつある24時間換気システムの現状把握とこれからこれがどう変わっていくかのかを学ぶセミナーで、建築の専門誌である「建築知識の1月号」を教科書にしたものでした。

半分の出席者が、L社、S社などのメーカーの開発部の方々で、その奥深さをそこからも知り得る高度なものでした。詳細な内容は難しい論になるので、そこは割愛しますが、人は一日9割が建物の中にいるのだから、そのシステムは人にとってとては重要なものであり、風が流れればいいという発想ではなく、高度な計算によって、風量、風速、湿度等が制御されなければならないもので、また、メンテナンスの良し悪しで人の健康のを左右するものでもある、という前提から始まり…

現状の問題は、「いまの第一種がメンテナンスがし難い構造であることから、内部でカビや細菌の繁殖が生じた場合、それを治し難く、家中にそれらをばらまいてしまう」ことがある…

 

そのため、最近はこれを改善するための新しい方法や機械が開発されつつある…

 

その先端を行くのものとしていくつか紹介があったのですが、その一つが「ダクトレス」というダクト(管)のない形式をとるもので、メンテナンスも容易であるため、カビや細菌の繁殖の心配がほぼないというもので、24時間換気の先進国であるスエーデンでは、すでにダクトレスが普及しており、エコ住宅大国であるドイツを筆頭にこの流れは世界に広まるだろうという話でした。

実は当社でもこのダクトレスシステムへの流れは知っており、昨年はドイツ製で2件の実績があり、今後も更に希望されるお客様は増えると予想しています。

それにても改めて24時間換気システムは奥深いもだと認識を新たにした、一日でした。

※ダクトレス式24時間換気システムはオプションにて取り付け可能です。

熱弁を振るう南雄三先生

これが建築知識1月号、会社に戻って〇さんに貸したのですが、まだ戻ってきません、興味深さの余り、きっと熟読しておるのだと思います。

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24時間換気システムも変わりつつある

最近24時間換気システムの勉強をしています。

これまでから大きく変わってきていることは、その性能よりも、ダクトレスが増えているということです。ダクト(配管)と本体がないという、即ち形態がぜんぜんこれまでのものと違うものになってきているということです。

一年程前に、24時間換気システムの発祥の地、スエーデンでは、ダクトレスが主流になってきているとを耳にしました。こうした状況から日本もそうなってくると思います。

今年は当社でも二軒でこれを採用しました。メリット・デメリットがありますが、私はメリットの方が上回ると思います。興味のある方は是非お問い合わせください。

写真は、その操作パネルと換気口です。

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付加断熱材とタイベックの関係

以前にもお問い合わせに答える形で、付加断熱材とタイベック(透湿防水シート)の位置関係を話したことがありますが、写真をもって改めて説明させていただきます。

柱と柱の間にグラスウールが入り次にその外側にフェノール系の付加断熱材を貼ります。ピンク色のものがそれですが、そしてその外側、即ち一番外側にタイベックを貼ります。

タイベックは壁内の湿気を外に逃がしてやるのが役目ですから、ここがベストではなく、ここ(一番外側)に貼るのが鉄則ということになります。

他社で時々見かけるのですが、もしも、グラスウールと付加断熱材の間にタイベックが来るとなると、結露等の湿気は逃げ道を失い、壁内で悪さをするであろうと思われます。

壁内の湿気の結露の逃がし方は、家の寿命を左右する重要な手法ですので、よくよく勉強されてください!これから家を建てる方は!

↓タイベックを貼り終わると外壁を張っていきます。

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綺麗に見えることが大切です

当社のグラスウール充填後の画像です。綺麗に見えますよね。グラスウールは隙間なく入れることがその性能を発揮するうえで重要な要素になります。隙間なくまた平滑に入れることでこのように綺麗に仕上がるのです。

手前味噌で恐れ入るのですが、当社の大工さんは本当に綺麗に充填しますね~。

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長期優良住宅仕様ですよ~の嘘

長期優良住宅に対するよくある問い合わせの中で、一番多いのが「長期優良住宅仕様ですから(認定を取らなくても)大丈夫ですよ~」と他社に説明されたのですが…という問い合わせです。

もちろんこれは間違いであり嘘に他なりません。こうした説明をするビルダーさんは「耐震性能において壁量を1.5倍(建築基準法の必要壁量(地震の揺れに対抗しようとする壁のこと)の1.5倍の壁の強さ持っている)にしているから、耐震等級3と同等なので大丈夫」という考えを持っているようです。しかし、これは知識不足にからくる間違いです。長期優良住宅や性能評価をしたことのない工務店さんが陥りがちな間違いです。

耐震等級3は確かに壁量が1.5倍以上であることが求められます。しかし、加えて水平構面の耐震性能(2階の床の地震に対する強さ)も評価されて初めて「3」が認定されるのです。ここを知らないビルダーさんが「(壁量を1.5倍にしているから)長期優良住宅と同等仕様ですから大丈夫ですよ~」と言うのです。

下の動画をご覧ください。これは同じ壁量を持っているけれども水平構面の設計がされているものとされていないものの比較です。説明の余地はありません。住むならどっちがいいですか?

長期優良住宅の認定があって初めて長期優良住宅は長期優良住宅になるのです。

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