地盤の耐力が不安な方へ→三位一体設計へ

家を建てるとき、その土地が地震に強いのかまた地盤沈下しないのか…不安は付き物ですよね。熊本地震以来、地盤の耐力に関する相談が多く寄せられています

地盤調査の結果、その土地(地盤)に耐力が不足していると判断された場合、一般に杭を支持層(耐力のある深い層)まで打ち込み基礎を支える工事を行います。これを「柱状改良」といいます。

多くのビルダーさんでは、経験値のみに頼りその杭の位置を決め打っています(一般には均等間隔に打つ)。ところが、建物は均一な荷重で地盤に接していませんし、それを受ける地盤もまた均一な耐力を持ってはいません。二階の載り方、瓦屋根、太陽光のあるなし、柱の位置などの諸条件で、地盤への荷重も平面の中で異なってくるのです。

こうした事実から、当社では、これらの条件を考慮して軸力(柱が基礎を押す力)を計算し、基礎の形状を設計し、そして杭を打つ位置を決めています。すなわち上物(建物)・基礎・杭の三位一体設計を行っているのです。従って杭の打つ位置は均等間隔になることはありません。

この設計は当社一社ではなく、こうしたことを専門とする業者(㈱ソイルペディア)さんと協力しながら行っています。下の画像は昨年宮古市内でそれを実践したときの様子です。

簡単にいうと、家のどこに大きな荷重が掛かるかを調べ、そこを重点的に補強するということが趣旨になります。「数打ちゃ当たる」では決してないのです。岩手県内では、私が知る限り、こうした三位一体設計を行うのは当社のみです。

地盤の耐力に不安な方、是非相談ください。家は生命と財産を守るものですから熟慮による熟慮が必要です

下の二枚の画像をご覧ください。杭頭が等間隔ではなくバラバラです。他のビルダーさんですと、ほぼ等間隔できれいに並んでいます。

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タイベックにもいろいろあるんです

透湿防水シートを総称して「タイベック」と一般に呼ばれていますが、実はタイベックは米国デュポン社が出している商品の名称であることをご存知でしょうか。
ですので、タイベック以外をタイベックと呼ぶのは間違いです。まあまあ呼び方はともかくととして、透湿防水シートはタイベック以外に世にはたくさんあることを覚えてください。
大切なことはその中で「タイベック」が一番性能がいいということです。透湿防水シートは、木材と断熱材の中の水分を外気に放出することが第一の求められる性能で、第二に求められる性能はその第一の性能の持続性です。今後50年家を水分から守るのですから、その性能の持続性は重要な要素です。
これら二つの性能を考慮すると「タイベック」に行き着きます。水分を通す量、性能の持続性もナンバーワンであるのです。よって、当社ではタイベックを採用しています。このことについては、同社HPに詳しく載っていますので、是非行ってみてくださいね。
「水分を出すことそんなに大事なの?」って聞こえてきますが、湿度の高い日本ではとてもとても重要です。これについては長くなるので、来社いただくかメールで問い合わせください。

↓表面に「この家はデュポン タイベックを使用しています」と印刷がされています。これは「他社の透湿防水シートと一緒にしないでね!」というデュポン社のアピールなのです。

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H29を振り返って

セミナーに参加するとよく、「温熱環境と構造どっちが大事?」という話になります。どちらも大事だと私は思っていますが、比べるなら、構造が大事だと思います。なぜなら、構造は生命と財産を直接的に守るものですから、ウエートの比重は重いと考えるからです。温熱環境は健康と生命に関わりますが、それは間接的です。なので、今年は構造塾に入り、地盤から杭、基礎、そして屋根の構造まで、構造の基礎を学びました。奥深いものでありました。

ただただ、今年目立ったのはZEHであることは確かですね。当社では今年は認定を受けたもので3件建てました。来年はもっと増えるでしょうね。顧客のニーズがそうなってきていますからね。

これから家を建てる方、ZEHにしてください。いま30年後の基準を満たす家を建てないと大損しますよ。その訳はお問い合わせかご来社ください。お待ちしています。

では、よい年をお迎えください。

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透湿防水シートの意味

「いま付加断熱の家を建築中です。付加断熱の外側で気密を取っているようですが、それでいいのでしょうか?」との問い合わせをいただきました。

気密は基本的に室内側で取るものだと考えます。ただ問い合わせのケースは確かにあって少ないですが間違いではありません。ただし、断熱材の中で絶対に水分が発生しないことが条件になります。水分は雨水の侵入であったり、主に断熱材内で発生する結露が考えられ、当社では大気に30年以上さらされる家がこれらの条件をクリアできるとは到底ないと考え、室内側で気密を取って発生した水分は外気へ放出・逃がす工法を取っています。

実はその問い合わせには画像が付いていて、それを見ると透湿防水シートを貼って、その上に付加断熱材を貼ってさらにその上で気密を取っているのがよくわかりました。この工法では、透湿防水シートから排出された水分は断熱材に入り込んだあと逃げ道がなくなり、断熱材内部に溜まり色々な悪さをするのではないか、と予想できるものでした。ただ、「私の知らない水分の逃し方があるのかもしれませんので、ビルダー様に問い合わせをしてみてください」と、返信させていただきました。

何はともあれ、透湿防水シートは、水分を外気に逃がすためのものであって、おのずとその貼る位置は「外気に接するところに来る」が原則であるのです。

下の画像は当社の透湿防水シートです。外気に接する位置に貼っています。

H29.12.18

それがおいしくないんです

「ドイツのライ麦パン」を読んだ方に「おいしいのでしょうね?」と言われました。確かに画像を見ると美味しそうですよね。

それが、実は触(食)感はぼろぼろ、味もいまいちなんです。ただし、これは日本のパンと比べての話です。日本のパンはとても美味しいですよね。幾名かの外人がそう話しているのを知っていますので、確かに美味しいのでしょう。日本のパンは。

けれども、日本のパンの美味しさは食品添加物による化学的に作られた美味しさですから、美味しくなければ逆におかしいのです。食品添加物といえば聞こえがいいですが実直にいってそれは「化学薬品」ですね。美味しく感じる薬品を使っているのですから美味しいのです。

EUの多くの国では食品添加物の使用は厳しいく規制されていますから、従ってパンでいえは、素材のみのパン本来の味で作り売られている、ということになります。といいますか、本当のパンの味でパンが作られ売られているのです。

なので、保存料がたくさん入った日持ちのする食品添加物で美味しくされた日本のパンを普段食べている我々日本人には、ドイツのライ麦パンは、美味しくないのです。

もっとも私は、これが本物のパンの味だと分かっているので、美味しく食べていますがね(^^♪

乗り換え時、ミュンヘン国際空港で食べた夜食のサンドイッチ。パンが白くないですよね。全粒粉入りのパンだからです。

こちらはクロアチアのホテルの朝食のパン。ほぽフレンチでした。硬かったです~う。

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ドイツのライ麦パン

忘年会開けの今日(11月26日)のランチの炭水化物は、先月クロアチアで買ってきたドイツのライ麦パンです。これに9月に屋久島で買ってきた大豆バターを塗って食べています。

いやはや、すごい組み合わせです。世界遺産×世界遺産ですからね、大変な味です。

(H29.11.28)

スロベニア・クロアチア旅行 #2/3

画像はクロアチアのホテルのロビーに貼ってあったネルギーパスの評価表示です。簡単にいうとこのホテルの省エネ性能をランク付けで表したものです。ドイツ発祥のもので、多くは共同住宅などに表示されているものです。

このエネルギーパスといもの、実は当社では社長と私が、この評価ができる資格を持っています。よってこれについては明るいつもりでしたが、ドイツ以外のクロアチアのホテルでお目にかかるとは、本当に驚きでした。恐らくですがドイツ主導の基にEU単位で表示が義務が付けられているのだと思われます。これを観てEUのエコ政策はドイツを中心に進んでいるのだなあ~、と再度実感したのでした。

ちなみにクロアチアのGDPは世界79/191位(2016)だそうです。

このホテルにもEVスタンドが。

スロベニア・クロアチア旅行 #1/3

先月私は長期休暇を取ってヨーロッパを旅行してきたのですが、そこで感じたことを数回に分けてリポートしたいと思います。

写真は宿泊したスロベニアのホテルにあったEVスタンドです。驚きはEVへのシフトの勢いがものすごい、ということでした。6泊したホテルの内、街中にあったホテルの一軒以外すべてにこの設備があったのです。スロベニア・クロアチアのGDPは世界何位か存ぜぬのですが、国の先進性はGDPでは改めて計れないものだと感じたのでした。

H29.11.13

地中梁とは

先日の構造塾で習った地中梁でですが、言葉からは想像しにくいと思いますので、写真を撮ってきました。写真で見ると簡単です。ご覧のように基礎の下の部分が逆台形に掘られていますよね。これです。

即ち地中に梁が埋め込まれているのです。一般にベタ基礎の場合、外周部には地中梁が入っていますが、外周部以外でも主要な部分には地中梁が必要なのです。地震に強い家を作るためには。

H29.11.6

世界遺産「縄文杉」に逢ってきました 3/3#

宿の部屋から見る最終日(9月4日)の朝の太平洋。雨が降っています。昨日午後から降り出した雨続いているのです。

朝食をとり、お土産を買い、屋久島空港に着きチェックインをすると、「雨で搭乗予定の飛行機が着陸できないと、欠航になる可能性がある」と伝えられた。確かに雨が次第に強くなって来ていた。しかし話をよ聞くと「屋久島空港に着陸するときパイロットは屋久島の何とか山を目標に、これを観ながら降りてくるためその山が今日は観えないためだ」という。けっこうアナログなのです。屋久島空港は。そこがいいのですが。

もう一泊を覚悟し、時間を待っていると「着陸した」とのアナウンス。45%がっかりしながら、いざ搭乗。この頃には雨がかなり強くなっていました。

雨の屋久島空港を離陸。寂しさいっぱいの気持ち…

また来るよ屋久島!

ランチは鹿児島空港内のレストランで。鹿児島名産のローストビーフをたっぷり載せたローストビーフ膳。旨かったですね。

こうして私たちは鹿児島を後にしたのです。

今回の山登りは山登りと旅が一緒になった、「山旅」のようなものでした。感じた一番のことは、屋久島には競争がないということ。コンビニもない、高校もない。繁華がない。あるのは大自然と不便を受け入れる覚悟を決めた人々の暮らし。ツアーガイドさんは福岡出身の方で、いろいろな話をしましたが、定年までの島での人生ストーリーがしっかり出来ていて、その潔さに小さい自分がますます小さく感じたのでした。

争いがないことがいいことか悪いことかは別として、大自然と向き合いながら、貨幣経済と離れた人達が暮らすこの島に、おおいに魅力を私は感じたのでした。

H29.10.22