大規模リノベーション工事現場引渡し

 

11月19日、大槌町吉里吉里にて大規模リノベーション工事の引渡しが行われました。大規模リノベーションとは、躯体(柱と基礎)を残して解体し再度新築工事と同じようにやり直す工事のことです。主要な柱をいじらなければ間取りも変える事が出来るので、今まで不便を感じていた所を劇的に改善する事ができます。

 

 

北側からの様子。360度、見た目は新築現場と変わりません。

 

 

リノベーション工事のメリットは、今までの住宅(構造体)を活かすという事に尽きます。日本の住宅の平均寿命は26年と言われております。私たちの身の回りにおいても、スクラップ&ビルド(建替え)が当たり前に行われていてリノベーション工事現場なんてまず見る機会もありませんね。

 

 

高度経済成長により一家族に一軒の住宅戸数はすでに達成し、逆に世帯数を追い越し空き家がドンドン増えているのが現状です。新しい住宅は、重要な躯体部分において機械プレカットという技術で半分の仕事が出来てしまいます。しかし、リノベーション工事においては1から100まで職人さんの技術により完成させないといけません。

 

 

新築工事が出来る職人は量産できます。北海道旭川市にある住宅会社カワムラでは、新築住宅の部材全てプレカット機械においてカットされたものを現場で組み立てて住宅が完成します。職人は全て自社の職業訓練校で組み立て技術を学んだ者が行います。

 

 

近い将来、住宅の新築は全てプレカット機械にて行う事になるでしょう。しかし、リノベーション工事はそうはいきません。新築よりも手間が掛かり、頭も使い、予定工期よりも長いと怒られる事もしばしばあります。それでも、やり続けなければ技術の継承、技の継承、が出来なくなり、皆さんの住宅を直せる職人がいなくなります。

 

 

新築工事、修繕工事(設備の交換、塗替え工事)を行うことの出来る会社は山のようにいます。しかし、リノベーション工事が出来る会社ってどのくらいいるのでしょうか?新築を建てる会社のほとんどはリノベーション工事をやりません、と言うか出来ません…。工業化が進みすぎて職人の技術の継承が追いついていないのです。

 

 

地球温暖化問題、エネルギー問題、この2つを解決することが国の最優先課題となっています。私たちの将来をも左右しかねない今の状況を真剣に考えなければならない時期に至っていることは確かです。いつの時代も教授や評論家は勝手な事を言いますが、私たち千田工務店は将来足りなくなるであろうリノベーション工事の技術者育成に全力を尽くして行こうと思っています。

 

 

我が社のリノベーション事業部メンバーです。やることはまだまだ山積状態ですが、日々精進しながらいつの日か必ず皆さまの役に立てる日が来ることを心待ちにしています。

 

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